馬鹿野郎

すいません、阿呆ですので勘弁して下さい。

応接室にて

コピーをしている職員さんに挨拶をして応接室へ通される。案内されしばし待機、視線を落とすとソファーの肩に蜘蛛がいる。黒茶っぽいボディに白い線が入りキマっている。パーテーションに飛び移り、少しずり落ちながらも踏ん張って留まる。またソファーに移った、外に出してあげようかと思ったけど注視を続けた。数秒ほどで担当がいらして挨拶を交わし面談が始まった。常務ともう一人、役職は忘れてしまったけど上の位の方なのだろう。事情や状況、条件を詳細に説明されてらしたけど私は早く結論が聞きたかった、採るか採らないのか。どうやら判断は私次第らしい。来るなら採るし、来ないなら集まった人の中から選ぶんだそうな。逆がよかったなと思ってさ、あなた達が選べばそれはあなた達の責任になるからこっちとしては気が楽になったのになあつってさ。